湿疹・痒みの始まりは漢方、乾燥肌の改善策。

スキンケア

学生時代から夜更かしをする性分が災いして、大人になっても夜型で何か活動しようとするとき朝型になれず困っていた。そこで「ナイトミン」という漢方の睡眠薬で朝型になろうと計画した。

しかし、これが覚めない悪夢の始まりだった。

(ここで念のために書いておくと「ナイトミン」で痒みが出たという症例はなく、役に立っているから販売されているわけで、シンプルに私の体質と相性があわなかったと思われる。)

服用してから1週間ほどした頃、身体中が火照ったような状態になる。これまで特に病気などとは無縁の人生だったので不思議に思ったくらいだったが臆病な性格なので唯一、生活で変化をつけた「ナイトミン」を一時中止した。そうすると数日で症状はなくなり、普通の生活をしていた。

ある日、午前中に予定があるため朝型に戻そうと再び「ナイトミン」に手を出した。その夜に身体中が痒くて目覚める。ちょうど楽天で購入したフランスリネンのシーツを投入した日だったため、それが理由かと思い従来のコットンに変更、そのまま寝ることなく仕事をして朝を迎えた。

それから翌日、再び夜に痒くて目が覚めた。

その次も、次も、4日連続で続く激しい痒みとタダれたようにも見える太腿を見て、慌てて皮膚科へ駆け込んだ。

皮膚科で「ナイトミン」を飲んでから変化があったように思うと伝えたところ、先生には漢方は副作用がないと思っている方が多いですが、病院の薬よりも副作用の報告は多いという話をされた。

確かに「ナイトミン」には体力中等度以下の人とあり、その主成分である「酸棗仁湯(サンソウニントウ)」には血圧上昇といった説明があった。この少しタダれたような火照った肌がそうなのだろうか。

第2ラウンド「処方箋」

病院で寝る前に飲む「ルパフィン錠」と朝1回と寝る前に飲む「オロパタジン塩酸塩錠」を処方していただき痒みに苦しむことは減ったが、それでも痒くて目が覚めてしまう夜はあった。

それと同時に処方していただいたのが「レスタミンコーワクリーム1%」という外用薬で痒いところに塗るよう説明された。当時、この塗り薬で次なる悪夢を見るとは想像していなかった。

お恥ずかしい話、陰部にも激しい痒みが発生してしまって、その都度 冷たいシャワーで痒みを飛ばしていたのだが、仕事中で時間がなく「レスタミンコーワクリーム1%」を塗ってしまった。その時は皮膚を絞るようなジュワジュワ感があって「すごく効いている」と思った。

それから2日ほど痒みもなく効果があると感心していたが、今度は痛みが発生した。反射的に皮膚を触るとバリバリになっている。さらに鏡で見ると「黒く変色」していた。もう「なんだこれは」としか言いようがない状態だ。

これは非常に困った。個人的には非常事態だが皮膚科で陰部を診ていただくのにも抵抗がある。そもそも夜中の痒み問題も3週間経過して内服薬で解決できていないし、外用薬を塗ったらバリバリになった以上、病院で何をしてもらうのかという問題もある。

これまでの人生で病院を利用してこなかったから使いこなせていないのかもしれないが、恐らく陰部を診てもらっても改善は期待できないと思えた。そうして、もともと病院に行く必要のない身体だったのだから自然治癒が一番だろうという結論に至る。

その代わり、身体に優しい環境を構築することを決意した。

復活へのファンファーレ。

複数のニベアを試したが刺激が少なく、目的を果たせたのは青缶だった。

まず手始めにタブクルで記事にした加湿器を導入、皮膚に優しい湿度を維持することは最低条件だと思ったからだ。次に様々な皮膚に優しい化粧水、美容液、クリームなどを試した。

このクリームに関しては、皮膚を爪で傷つけてしまったら痒みを抑える系の市販薬は塗らない方が良いこと、化粧水などを適切につけても何もつけずに肌を休ませる方が良い時もあること、ニベアの様々な種類の中でも青缶が頼もしいことなど肌について全く知識がなかったので勉強になった。

そんなこんなで乾燥肌、痒みのある肌に優しい環境は次のように落ち着いている。

  • ニベアの青缶は素晴らしい。
  • 湿度は60%をキープ!
  • ヒートテックなどナイロンやアクリルなどの化学繊維に注意!
  • 水分補給は大切。
  • 飲み物の種類(コーヒーや酒など)に注意、お菓子類もチェックしよう。
  • 身体を洗うタオルは布製に!
  • 肌に優しい石鹸を使う。
  • 肌に優しい服を揃える。

上記リストにあるこは経験者なら当然で、調べれば情報は集まる。ここで注意すべきは「自分にあった」ということが重要だ。例えば湿度60%でムレる人もいるし、ニベアで肌荒れも考えられる。
今回のように余計なことをして乾燥肌になる場合や、年齢で突然の痒みに襲われるといったこともあるが、いずれにしても皮膚を掻いてしまったりして悪化するとより深刻になるので迅速に対応しよう。

これらの環境が整い始めて1週間が経過、陰部を含め肌は元の状態に近づきつつある。(肌の異変には敏感になってしまったけれども)

この騒動のおかげで「服を選ぶ意味がわかった」のも大きい変化と言える。次回より上記リストの最後にある肌に優しい服をレビューしていきたい。

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